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いごこちよかのこだわり〜これまでの歩みとこれからの課題

こんにちは! いごこちよか 代表の藤田由美子です。

いごこちよかのこだわりと、
私がいごこちよかを立ち上げた経緯、立ち上げるまでに取り組んだこと、実際に立ち上げてからの取り組み、サークルの今後の課題についてお話しします。
障害児者のご家族・ご本人・周りのサポートをしている方などたくさんの人に私の想いが伝われば幸いです。

目次

夫との死別からの一人子育て

いごこちよかの活動開始までの私のあゆみを述べたいと思います。
それには、家族のことも触れていくことになります。
夫とは 高校の同級生、同業でした。
39歳の時にがんで死別しました。
その時長男は小6・長女小3・次男小1。
次男はダウン症児でした。
様々な状況から、次男は小学校入学時からありとあらゆる外部資源を使って学校の送迎・放課後の生活をカバーしていました。
様々な人に助けてもらい今は30代です。
グループホームでの生活も慣れ、すっかり自立しています。

私にできることは何か?〜いごこちよか発足の動機

中学校退職後、私にできることはなんだろうと考え それまで周りの人たちにお任せしていた次男の生活に関わりたいとの思いが大きくなりました。
そこで、地域づくり大学や、社会福祉士の勉強をすること、そしていごこちよかを発足させることが私の余暇活動のトップに躍り出ました。
大学では、障害者の住所施設で相談援助実習を行いました。大学での経験が、障害児者の「余暇活動」の必要性をより実感させました。

いごこちよかの前身はエンジェル会というサークル活動の中のダンスレッスンです。これはエンジェル会の会長さんが主宰していたものですが、
活動資金をどこから捻出していくか考えることも、いごこちよかの活動を始めるきっかけの一つでした。

さらに・・元横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレス氏とその奥様美保さんのご長男はダウン症と公表されており、 VAMOS TOGETHERという社団法人を設立されています。
VAMOS TOGETHERの活動が新聞で取り上げているのを偶然見て、私が思っていることと同じだと共感し いごこちよかの設立はやはり必要だと確信しました。

障害児の余暇活動支援がなぜ必要なのか

皆様は毎日をどのように過ごされていますか?
学校や仕事が終わった後は、お家で家事をしたり趣味の読書やゲーム・・休日は遠出したりキャンプや山登りなんかを楽しむ方もいらっしゃるでしょう。
こういった余暇の過ごし方は、心身ともに健康に繋がり、人生に置いてとても重要なものです。

そして、障害児者にとって余暇活動をするということは、健常者よりもハードルが高くサポートが必須となります。以前から障害児者の余暇支援のニーズは高いです。しかし、現状はサポートが行き届いていない隙間の分野であります。

障害児者の自由時間の援助が足りません 福祉のサービスが足りないから、地域の人もお願いします!ということですね

平日/日中アフター4時休日
学生時代 学校放課後デイサービスなどなし
成人後作業所や職場などなしなし
↑障害児者のスケジュール例

上の表からもわかるように 実際にサポートがあるのは学生までです。ご家族がフォローできる時間も限られています。
4時から行くとことろがない・・次の休日は何をしよう・・そういった障害児者も多いと思います。

外出支援のサービスもありますが1対1の関わりはあるものの、時間の規定や支援者の人員不足などもあり十分とは言えません。
さらに、一人で外出できたり、好きなことをするということは、実際は色々なスキルが必要になってきます。
そのため、地域に障害児者の余暇支援サポートシステムが必須と考えます。

そして、地域づくり大学を受講後 市民活動サーポートセンター登録団体として活動を開始しました。市民夢ファンドの助成を受けて4年になります

いごこちよかのこだわり

  • 老若男女誰でも参加できる
  • 講師陣がプロ
  • 交流が盛ん
  • 多彩なワークショップ
  • 本格的なイベントを開催
  • 色々な経験や強みを持っている会員がたくさんいる

いごこちよかのモットーは、参加する誰もが楽しいことです。
そして老若男女誰でも参加OKです
障害児を育てているご家族の中には、ハードルが高いと感じられるような音楽会などのイベントなども積極的に開催し、本人はもちろんご家族にも楽しんでもらいたい・・
そして、福祉に限らず多種の専門家と地域のサポーターで実際に指導・サポートを行い、万全の体勢でありながらリラックスした空間を提供しています。

障害児者の余暇の充実はもちろん障害理解を促すような交流事業を目指しています。
実際に工芸ワークショップでボランティアサポートをお願いした学生さんからは・・

学生Aさん
障害を持った人との間に勝手に作っていた壁を少しづつ壊すことができた

学生Bさん
障害を持った方と距離を感じなくてもいいんだと学べた

といったご感想をいただきました。



障害児者のご家族は子育てに迷われることも多いと思います。
子育てや福祉の情報もなかなか得られないというのが現状です。
いごこちよかのサークルには、私を含め実際に障害児の子育てを経験したスタッフもおります。また講師陣には、教育関連やその道の専門家が多数おりますので 色々ご相談にも乗ることができるのもいごこちよかの強みと思っております。
そして、参加メンバーは老若男女誰でもOKです!
いごこちよかの空間は楽しく自然に居心地良い空間でその時集まった仲間と、自然に楽しめます♪
是非ご参加お待ちしております。


いごこちよかの多彩なワークショップ

現在色々なワークショップを開催しております。その道の専門家に指導してもらい、年々参加者も増えてきました。現在のワークショップ活動風景はこちら
さらに、今後の講座として
元支援学校教諭によるムーブメント教育
臨床心理士/イトオテルミー療法士によるセルフケア温灸体験
ピアニストによる音楽講座 などを企画しております。

又毎月のイベントも充実しています。

  • 科学教室 
  • ハンドマッサージ体験教室 
  • 工芸ワークショップ 
  • お菓子づくり
  • マクロビ料理教室

いごこちよかの今後の課題

いごこちよかの主な活動費は活動毎の講師料及び交通費・その他資材費用等となります。
活動場所にも費用は発生しますが、相模原市の施設活用で低コストに抑えています。

「障害児者の余暇活動」は、公的援助制度の機会が非常に少なく、自力で資金確保する機会が大変少ない活動です。
参加者様と一緒に余暇活動で充実感を体感していく中で、手を差し伸べられていないような谷間の分野での先駆的な活動を継続していく必要を強く感じています。

そのために、できる努力として参加者や支援の方が増えるように毎回ワークショップも企画検討し、心を込めて開催しております。
又ご支援いただくために寄付サイトも立ち上げました。

皆様のあたたかいご支援お願いいたします。

最後に・・

私は障害児者の息子を育てるにあたり、色々なサービスや家族・地域の方に助けられました。
しかし、障害児者の余暇活動支援というのは国のサポートがまだまだ行き届かない分野であると実感しています。そのためには何をしたらいいのか・・そう考えて作ったのが いごこちよかです。
このいごこちよかの余暇活道支援サービスが 障害児者本人・ご家族にまずは知ってもらい、皆様の人生の充実にお役に立てたら幸いです。

いごこちよかに是非ご参加ください 心よりお待ちしております

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